弁護士業務の変化
未だにFAXを多用する、印鑑による押印を重視するなどIT化の波に乗り遅れがちな法律業界ですが、近年になってようやく他業界の標準に近づいてきました。
10年ほど前までは、裁判期日や調停期日は基本的に遠方の裁判所であっても現地への出頭が基本でした。
もっとも、現在は遠方の裁判所の裁判・調停期日の多くをWEB会議で行うことができるようになりました。
コロナの流行により裁判所への出頭が困難になったことから、加速度的に出頭義務の緩和が進んだような印象を受けます。
また、改正民事訴訟法、改正民事訴訟規則が施行され、令和7年5月からは、訴状を出す際に弁護士などの代理人は基本的に訴状の提出や書類の送達をオンラインで行うことが義務付けられるようになります。
裁判外でも、契約書のチェックをAIによって行う試みが行われており、既にかなりの精度で条項の確認を行うことができていると聞いています。
また、法律相談に来られる方の中にも、従前のようにネットの検索で事前に問題点を調べたという方の他に、AIに聞いた回答の妥当性について確認したいといったご質問を受けることが増えてきました。
近年の社会の変化のスピードは目まぐるしく、弁護士業界も例外ではありません。
法律の知識だけでなく、新しい仕組みや制度を積極的に学ぶ必要があると感じています。


